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廃車手続きとは
どうすれば廃車できる?
中古車として売れなかったので、廃車にする。ほとんどの人が廃車の理由としてはこのようなことを考えるのではないでしょうか。
「ずいぶん長く乗ったから売れないし、廃車にしよう」
「事故で廃車にするしか・・・」
そうですよね。でも、実際に廃車するにはどうすれば良いか知っていますか?解体業者に持っていって解体しても、廃車したことにはならないのです。車が事故や車検切れなどで乗れなくなった状態、もしくは、何らかの理由で長期間車に乗らないなど、廃車手続きをする場合にはそれぞれの理由があるかと思います。そして、その手続きには条件によって「永久抹消登録」か「一時抹消登録」というものがあります。このどちらかの手続きをして、初めて『廃車』したことになるのです。解体したから廃車できた、と思わないで注意して下さいね。
リサイクル法について
廃車しようと思われている車両が、平成17年2月1日よりも前に車検を受けた車の場合、「自動車リサイクル法」に基づいて“リサイクル料金”を支払わなければなりません。ではこの「自動車リサイクル法」、詳しくご存知ですか?平成14年7月に、廃車時に出るゴミを少なくするため、所有者・関連事業者・自動車メーカーで正しく処理し、うまく再利用できるようにとの目的で制定された法律です。
どのような手続きかといいますと、リサイクル料金を支払って“リサイクル券(預託証明書)”を発行してもらいます。これは廃車処理のときに必要になるのでとっておいてください。リサイクル法の対象となる車両は、被けん引車、二輪車(原付、側車付を含む)、大型特殊自動車、小型特殊自動車、農業機械、林業機械、スノーモービル、公道を走らないレース用自動車、ホイール式高所作業車、無人搬送車などになります。
このリサイクル料金は一体何に使われるのか疑問ですよね。まず、「エアコンフロンガス」、そして「エアバッグ類」、「解体後等に出るシュレッダーダスト」の処理費用として使われることになります。ですから、リサイクル料金を払っても、その車が中古車として買取された場合、もしくは海外に輸出されることになった場合についてはこの支払った金額は返金されます。
金額については車種によってことなりますが、下記のようになります。
・軽、小型自動車 7千〜1万6千円ほど
・普通乗用車 1万〜1万8千円ほど
・中、大型トラック 1万〜1万6千円ほど
・大型バス 4万〜6万5千円ほど
メーカーによっても異なりますので、各メーカーのサイトなどで確認されることをオススメします。
永久抹消登録の手続きって?
廃車にするには抹消登録という手続きをしないといけません。ここではその中の「永久抹消登録」について説明したいと思います。「永久抹消登録」というのは、廃車にする、ということを意味しているようなものだと思ってください。何故ならこの手続きをする車は、二度と乗ることの出来ない状態にする、ということなのです。つまり、解体してしまう、ということですね。どんな場合が考えられるかというと、“水没”“事故により修理不能”“車検切れ”などでしょうか。これらの車を陸運局に申請し永久抹消登録してもらうことで廃車にすることができるのです。故障車の状態で車を放置しておいても、税金などはきちんと請求されてしまいますので乗れない情況であることがわかっているならこの処理をしたほうがお得です。
「車検が残っているのに事故で乗れなくなってしまった・・・」このような場合、車検の残っている期間によって自動車税が戻ってくることがあります。詳しくは『自動車重量税還付制度』の項をご覧下さい。また、ローンが残っている車の場合は自分だけの判断で廃車手続きをすることはできません。所有者が自分ではなくクレジット会社や販売店などになっているためです。まずローンを完済してから、ということになりますがこれについては『ローンが終ってない時は』の項をご覧下さい。
一時抹消登録の手続きって?
もしもあなたが長期の出張や入院などで長期間車に乗れないことがわかったとき、その車はどうしますか?三ヶ月くらいまでなら手続きをするほうが大変だと思いますが、半年や一年の長さになってくると、その間乗らなくても車には税金がかかってきます。もったいないと思いませんか?そういう場合に「一時抹消登録」という手続きがあります。一時、というように、廃車して解体してしまうのではなく書類上廃車状態にしておく、ということです。
注意しないといけないのは、まだローンが完済できていない車に対してはこの一時抹消登録の手続きは行なえない、ということです。ローンが終るまで車の所有者はクレジット会社や販売店なので、まずローンを完済して所有者を自分に移してからの手続きとなります。
ローンが残っていたら?
廃車にしたい、と思っていても出来ない場合があります。それは、ローンが完済出来ていないときです。ローンを払い終わるまでその車の所有者はクレジット会社又は販売店となっています。ですから、何らかの理由で車を廃車にしようと思ってもローン残金がある場合は以下のどちらかの状況かによって、廃車に出来るかどうか決まります。
◆ローンの残金をすぐに支払える場合
もし残っているローンをすぐに支払うことができるのならば廃車にすることは簡単です。支払いを終え、クレジット会社等お金を借りていた会社に連絡し「所有権の解除を希望します」と連絡し必要書類を送ってもらいます。必要事項を提出後問題なければ、委任状と譲渡証明書が送付されますので廃車手続きにうつって下さい。尚、この委任状と譲渡証明書は廃車手続きに必要な書類ですので失くさないように注意しましょう。
◆ローンをすぐに支払えない場合
残りの金額をすぐに支払うことはできないという場合でも、クレジット会社や販売店に情況を説明し、必ず残金を支払うことを約束し了承が得られれば廃車手続きが出来ます。もしも了承が得られなかった場合は廃車に出来ないので自動車税は請求されます。そういう時は自動車税の支払停止手続きをするようにしましょう。
車を銀行借入で購入した場合は所有権の問題はありませんので、廃車手続きは行なえます。